日本に5カ所しかない原生自然環境保全地域。
北海道には十勝川源流部と遠音別岳の2カ所が指定されている。
その十勝川源流部のほど近い森林に、嫁さんと出かけて来た。
エゾマツ・トドマツとダケカンバの極相に近い状態の森林に出会った。
胸高直径1mをゆうに超える大きな木がごろごろしている。
トドマツの伐根があったので年輪を数えると、140年生くらい。
洞爺丸台風のときも難なく乗り越えたようだ。
林床は低密度のササで、極端に薄いところにはトドの幼木が生えていた。
倒木更新するエゾマツ・トドマツ。
林床はササがはびこり、腐朽菌の影響で種が育たない。
天然林で更新が可能な場所のほとんどは倒木や切株上に限られる。
林道から下って1時間ほどにある霧吹きの滝。
思ってたよりも本格的な滝だった。
危険を承知で真下まで行ってみたが、
足がすくむ程の迫力。
風圧で体が飛ばされそうになった。
たまには度胸試しもいいもんだ。
十勝川源流部原生自然環境保全地域は沢に囲まれた流域で、
取り付く場所もないほどの崖からアプローチするしかない。
上がりきったら平ららしいが、その有利な地形によって伐採から逃れられた
のは奇跡というべきか、本当に伐り尽くしたんだなぁとあきれてしまう。
ここがもし北海道に唯一(もう一カ所は知床)の残された原生林だと言うならば、
いつかは行ってみたいものだ。
偶然にも、嫁さんの大学サークル時代の先輩がそこの調査を追跡してるようです。
http://www.kubota-yasuhiro.com/sub7.html
1 件のコメント:
見た~p^0^q
すっげ~ね♪
オイラも行ってみよっと。。。
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