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今回は2日間で下刈りや軽微な観測をするという非常に短く軽い実習であったが、教師陣による森林学の解説は多様な話題に富んでおり、補助金なくして日本の林業はほとんどが成り立っていない状況や、最近の森林療法の事例にも触れていた。また、演習林内で作業中の素材生産業者の搬出現場を見学することもでき、初めて見る学生にとっては刺激的な2日間であっただろう。実際僕もラジキャリーを初めてみた。なんでも3年の実習でラジキャリーの操作の訓練をするらしいのでたのしみだ。
そういえば1日目の夜は、グループで軽くディスカッションというかディベートをしたのだが、みな森林や環境に対する意識がかなり高く、白熱した議論とまではいかなかったが、それそれが相手の意見や考えの多様性を認識できたという結論に至った。また、温暖化によってこれから引き起こされる生活への不安は、寮の仲間(他学部)の比ではないこともわかった。
しかし一番印象に残ったのは『森林を科学的に分析すると、それこそ多種多様な恩恵をわれわれは享受しているという実態をつかむことができるんだ』と熱く語る、山が好きでたまらなさそうな教師に出会えたことが今回の一番の収穫だったかもしれない。ともあれ、この2日間で学んだこと、新しい人たちに出会えた喜びを励みに、明日からの夏休み中の学習、そして北海道での仕事へ有効的に活かしていきたいと思う。明日は朝5時のバスで新宿へ、そして三鷹の実家へ帰省後、夕方の便で旭川へ飛びます。下川町へは21時位に着くでしょう。
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